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サゴシ

サバ科の海水魚で、一般にサワラの小さいものをサゴシと言います。東日本ではサゴチとも。サワラは体長が1m以上にもなりますが、サゴシは50cm程度です。体型はマグロを細長くした形。暖かい季節は岸の近くを遊泳し、寒くなると深場に移動します。青森県から沖縄まで幅広く分布し、釣りの本場は瀬戸内海。産卵時期は初夏。イワシやサバを捕食します。
弊社では東シナ海に生息するサゴシを中国で水揚げされたものを主に取り扱っております。漁獲時期は3-5月、10-12月です。弁当向けや給食向けなど幅広く使用されており、主に焼き物として食べられています。

サゴシ サゴシ

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栄養成分
ビタミンB2やナイアシンを豊富に含んでいるほか、カリウムも多く含まれています。
食べ方
身があっさりしているので、煮つけ、塩焼きのほか、ムニエル、ホイル焼き、フライなど、いろいろな調理法が楽しめます。選ぶときは、身がしっかりしたもの、目が澄み、体色が銀色に光っているものを。
豆知識
サゴシは出世魚で、生長に伴ってサワラゴ、グッテラ、サゴシ、サワラと呼び名が変わってきます。