FOOD ENCYCLOPEDIA食材大百科

マダラ

厳冬期に脂が乗ったタラ科の海水魚で、一般にタラといえばマダラを指します。寒流性で、大きいものは体長が1mにも達します。大きな口と鋭い歯をもち、魚やカニ、貝などを手当たり次第食べます。水深150-300mの深い場所に生息。マダラの精巣は白子または菊子と呼ばれて珍重されます。旬は厳冬期で、この季節は脂が乗っています。
弊社ではロシア産の釣り物のマダラを取り扱っております。漁獲時期は9-1月で冬季はなべ用として人気の高い魚です。その他にも焼き物や揚げ物にも合う万能な魚です。

マダラ、まだら、真鱈 マダラ、まだら、真鱈

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栄養成分
カルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にするビタミンDの含有量が豊富。
食べ方
昆布じめ、松前蒸しなどのほか、汁物やホイル焼きにも。ホイル焼きは、切身に塩胡椒して小麦粉をまぶし、バターで両面を焼きます。バターを塗ったアルミホイルの上に細かく切った野菜を敷いて上に切り身を乗せ、上にも同じように細かく切った野菜をかけて塩やペッパーを振り、高温の天火で10分ほど焼きます。
豆知識
皮がまだら(斑)であることから名づけられたといわれます。タラが魚へんに雪と書くように、雪の季節を代表する魚で、季語は冬。江戸時代は縁起物として重宝されました。