FOOD ENCYCLOPEDIA食材大百科

サバ

サバ科サバ属の硬骨魚の総称。日本近海のサバ類にはマサバ、ゴマサバ、グルクマ、ニジョウサバがあり、一般にはサバと言えばマサバを指します。冷凍原料のサバは主に大西洋で漁獲される“ニシマサバ”“タイセイヨウサバ”と呼ばれる種類で、マサバとは異なり脂が多くノルウエーの他北欧からの輸入物が多い。体長は約50cmで、紡錘形の美しい体型。背部は青緑色で、腹部は銀白色。群れをなして高速遊泳し、小さな魚やイカ、カニなどを食べ、サメやマグロ、鰹などの大型魚に捕食されます。
弊社取り扱いは大西洋で漁獲されたサバで9-10月の脂の一番のったトップシーズンのものを主に取り扱っています。大西洋のサバは脂ののりが非常によく、焼き・揚げ・煮つけのどんな料理にでも美味しくいただけます。

サバ、さば、鯖 サバ、さば、鯖

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栄養成分
老化防止の働きをもつ抗酸化作用のある成分が多く含まれています。ビタミンB群や鉄分などのミネラルも豊富。
食べ方
焼き魚、煮魚、鯖寿司、しめ鯖のほか、味噌煮、フライなどさまざまな食べ方があります。脂肪酸、アスパラギン酸、グルタミン酸が多く含まれています。
豆知識
日本で水揚げされるサバは秋が旬で「秋サバ」と称されます(九州沿岸で水揚げされるサバは冬が旬で、「寒サバ」とも呼ばれます)。春に産卵し、餌を食べながら北上した後、秋に南下します。北上しているときより、南下しているときのほうが脂肪の含有率が高く、身もしまって美味。
ノルウェー産は寒い時期に漁獲されるので脂肪の含有率が増します。