FOOD ENCYCLOPEDIA食材大百科

ニシン

イワシ科の硬骨魚。日本海や北太平洋、ロシア近海など、北半球の広い海域に分布します。体長は30cm程度で、別名「春告魚」。マイワシに似ていますが、体に黒点がないことで見分けがつきます。肉は白くてもろく、脂が乗ったものがおいしいとされます。日本人には古くから親しまれ、ニシンを題材にした「ソーラン節」や「江差追分」などの民謡でもしられます。「数の子」はニシンの卵巣を乾燥あるいは塩漬けしたもので、おせち料理の定番。
弊社ではノルウェー産の原料を主に取り扱っております。漁期は7-12月で脂ののった時期のものは非常に美味です。焼き物として使用されております。

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栄養成分
カルシウム、カリウム、ビタミンA、ビタミンDなどを含んでいます。
食べ方
塩焼き、味噌煮、味噌和えなどに。北海道ではニシンを三枚におろし、一晩しょうゆに漬けて炭火で焼く「かまくら焼き」をはじめ、独特の食べ方があります。
豆知識
日本人に古くから食されてきた「春告魚」。ニシン漁がピークだったのは明治から大正期で、北海道には「ニシン御殿」と呼ばれる豪邸が建てられました。